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園からのおたより

往く月 逃げる月 去る月

2023年が始まって3週間。今年はうさぎ年で、子どもたちに馴染みやすかったせいもあってか、各クラスの壁面には、うさぎの絵馬、うさぎ型のだるまさんなど、子どもたちが一生懸命作った作品がたくさん飾られています。一年の抱負などが書かれたものもあり、ちょこちょこと保育室を覗いては、子どもたちのほほえましい抱負を見て、ほっこりしています。

ここでちょっと質問です。ご家庭の中で「お正月」を意識して過ごすのは、およそ何日間くらいでしょうか…?ライフスタイルが多様化し、コスパ(コストパフォーマンス)に加えて最近ではタイパ(タイムパフォーマンス)などという言葉まで出る現代において、「あ~、お正月だなぁ…」と思って過ごす期間は、意外と短くて、ほんの数日なのではないかと思います。私の場合は、大慌てでおせち料理(もどき)を作った大晦日と年明け三が日くらいで、1/3の夜には“あ~明日から仕事だ…”と目覚ましをいくつもセットし、時間に追われる生活に戻りました。

恩着せがましく言うつもりはありませんが、幼稚園では凧揚げやかるた、福笑いなどのお正月遊びをしたり、新年の抱負を絵馬にしたためたり、書き初めをしたり…と、この時期をめいっぱい楽しんでいます。それぞれのクラスの担任のアイディアで、お家ではなかなかできない経験をたくさん重ねている子どもたちですので、どうぞお家でもたくさんお子さんの話を聞いてあげてください。

そして、冒頭の「往く月逃げる月去る月」という言葉の意味についてですが、「お正月から三月までは行事が多くあっという間に過ぎてしまうこと」の例えとして、「一月は往く月、二月は逃げる月、三月は去る月」と言われるようになったようです。私の中では、毎年、幼稚園の冬から春にかけての時の流れの早さを実感する言葉です。往く月や逃げる月を“ちょっと待って~!”と追いかけながら、みんなえがおで過ごしていきたいですね。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

1月19日配布の園長つうしん「みんなえがお」より

 

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