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園からのおたより

心に残る夏を…

昨年度も西多賀幼稚園にお子さんを通わせていたご家庭では、ちょうど一年前のことを覚えていらっしゃるでしょうか。海の日を含む三連休初日に開催する予定で準備を進めていた、年長組の「わくわく保育」の行事が、新型コロナウイルスの影響により直前で取りやめになりました。楽しみにしていた子どもたちの気持ちに応えられなかった悔しさの中、連休の間にも陽性者が増え、感染拡大防止のために「夏休みに入る式」をおこなわず、子どもたちに何のお話もしないまま、さみだれ式に夏休みに入ってしまったことは、一年経った今も忘れられない、ほんとうに苦々しい思い出です。

今年は、みんな揃って「夏休みに入る式」をおこない、夏休みが終わったらまた元気に会おうね!と笑顔であいさつを交わして休みに入ることができそうです。あたりまえの日常に感謝です。

そんな思いで迎える今年の夏、園の夏季休業は土日も含めて34日あります。≪夏休みだからどこかにお出かけする≫とか、≪夏休みだから時間やお金をかけて特別な経験をさせる≫とか、そんなふうに構える必要はありませんが、ご家庭で過ごす時間が多くなることは間違いないと思います。どんな夏にしようかな?と、お子さんと一緒のお風呂の中で、眠る前のお布団の中で、“作戦会議”をしてみてはいかがでしょうか。「夏にしかできない経験」もあります。「夏にしか見ることが出来ない自然」もあります。子どもたちには、3歳の、4歳の、5歳の、6歳の今しかできないことを、たくさん経験してもらいたいと思いますし、お家の方には、どうか今だけしか見ることのできないお子さんの姿を、たくさん見ていただきたいと思います。特別じゃない特別…。変な言葉ですが、それが、「心に残る夏」なのではないかと思います。

西多賀幼稚園のみんなが、すてきな夏を過ごし、休み明けには元気な顔で園に戻って来てくれることを願っています。保護者の皆様、一学期の前半、さまざまな面でご理解とご協力をいただき、ほんとうにありがとうございました。

令和5年7月20日配布 園長つうしん「みんなえがお」より一部抜粋

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