園からのおたより
え?園庭に?
朝の自由遊びのため、園庭に出てきた子どもたち。「あ、あめんぼだ!!」「あめんぼがいる!」と大きな声で騒いでいます。それに対して担任の先生も「ほんとだねぇ。」
職員室でその会話を聞いていた園長先生と私は、「え…?」「あめんぼ?どうやって来るの?違う虫かな?」と思いましたが、「でも、先生も本当だねって言ってたね」…。とのことで、子どもたちの集まっている園庭の水たまりに行ってみました。
そこには、いました。あめんぼ。すばしっこくて写真に収めるのが難しかったのですが、見えますでしょうか。普通の小さなあめんぼです。しかし、こんな園庭にできた水たまりの中に、あめんぼは一体どこから?
そんな疑問を持ちながら職員室へ戻ると、園長先生が調べてくれていました。なんとあめんぼには羽があって『飛ぶ』そうです。そして、『歩く』こともあるのだとか。何十年も知らなかった事実にとても驚きましたが、子どもたちと同じように新しい気付きにうれしくなりました。
この後、あめんぼの存在を知ってか知らずか、水たまりで年少組が遊び始めて泥んこになりました。最後にひとつ豆知識。あめんぼはカメムシの仲間で、匂いがするのですが、これがまたいい匂いで飴の匂いなのだそうです。そのため『飴の坊や』、またはカメムシと比べて体が細くて棒のようだから『飴の棒』ということで、『あめんぼ』なのですって!