園からのおたより
みんなでひとつのものを作り上げていく一か月間…
先週の月曜日は“立冬”でした。暦の上ではもう冬が来たことになるのですが、園の周りの木々は、まさに今が見ごろ。赤や黄色の落ち葉が風もないのにハラハラと舞っています。まつぼっくり公園の中にも色鮮やかな落ち葉の絨毯が敷かれていますよ。自然環境に恵まれた西多賀幼稚園であっても、一年で一度しか見ることのできないこの景色、小さな子どもたちの心の中にも、しっかりと焼き付けてほしいと毎年思う私です。
さて、ここからおよそ一か月、幼稚園は生活発表会に向けての活動が中心となります。もうすでに発表する演目は決まり、本格的な練習が始まったクラスもあります。踊ったり、人前で大きな声でセリフを言ったり、身振り手振りをつけて表現したりすることが得意な子もいれば、苦手な子もいます。バラバラに散らばっていたパズルのピースをひとつずつ合わせていくように、みんなで一緒にひとつのものを作り上げる一か月…、学年による発達段階には違いがありますし、楽器の難しさ・ダンスの難しさ・劇の難しさなど、発表する演目から生じる違いもあります。けれども、西多賀幼稚園の全員が、この経験を通して、作り上げることの難しさだったり、喜びだったり、上手くいったときの満足感や達成感を感じてくれることを願っています。保護者の皆様にご覧いただける日を楽しみに、まずは私が、みんなが作り上げていく過程をしっかり応援していきます。
(11/11配布の園長つうしん「みんなえがお」より一部抜粋)