園からのおたより
さよなら2022年
街のあちらこちらには、クリスマスのイルミネーションが輝き、スーパーの店頭にはお正月の飾りが陳列されています。どんどん進んでいく季節に、大人はちょっと気が急いてしまいますが、子どもたちは、「サンタさんはお願いしたプレゼントを持ってきてくれるのかなぁ…」とか、「雪がたくさん積もったら、雪合戦するんだ~」とか、楽しい話題でワクワクしているようですよ。今日は、年内最後の通常保育登園日でした。
12月は、4日間に分けて生活発表会保護者公開をおこないました。おいでいただき、ありがとうございました。どの日も開場の前からたくさんの方に並んでお待ちいただき、発表中は温かく見守っていただき、子どもたちの頑張りにたくさんの拍手をおくっていただきました。幼稚園生活初めての発表会だった年少さんのかわいい衣装と愛くるしいダンス。2回目・3回目の発表会で、自分たちのアイディアや希望も出し合いながら、長いセリフや初めての楽器や体操などにも挑戦し、自分たちでステージを作り上げた年中さんと年長さん。どのクラスも本当に一生懸命で素晴らしいステージだったと思います。以前の園長だよりで、「バラバラに散らばっていたパズルのピースをひとつずつ合わせていくように、みんなで一緒にひとつのものを作り上げる」と記しましたが、どのクラスもどこでも手に入れることが出来ない、オンリーワンのジグソーを完成させたと思います。
発表会は終わりましたが、この経験は、これからの子どもたちの生活のいろいろなところに、有形無形に活かされていきます。そうやって今年度の残り3か月を過ごし、冬が終わる頃にはまたひとつ大きくなっていくのだと思うと、そんな子どもたちの隣りに居られるということは本当に嬉しく、しあわせで有り難いことだとなぁ…と、しみじみと感じました。先日園のクリスマス会にチラッと姿を見せたサンタさん、今どのあたりにいらっしゃるのかわかりかねますが、頑張った子どもたちに、どうぞ素敵なプレゼントを…☆ 西幼の園児たちに代わって、お願いしておくことにします(笑)
そして、今年の園長つうしんはこれが最後ですので、HPをご覧いただきました皆様にも御礼のご挨拶をさせていただきます。今年も大変お世話になりました。ありがとうございました。withコロナの生活も、もはや丸3年になろうかというのに、相変わらず、マスクや消毒、検温などなど「もう、要らないね」と言えるものは何もないというこの状況です。そして、いつまで続くのかもわからず、まだまだ幼い子どもたちにまで我慢をさせたり、不自由をさせたりすることも多い園生活です。
けれども、子どもたちの姿を見ていると「ぼやいてばかりもいられない、頑張ろう…」という気持ちになります。晴れた日の園庭を駆けながら「お~い!!えんちょうせんせ~い」と呼んでくれる子どもの姿。ピンチヒッターでバスの添乗をした朝、停留所で扉を開けた瞬間、「あっ、今日はみなっしーだ!!」と気付いてくれた子どもの姿。そんな姿を見るたびに、つくづく、子どもたちには大人の心の舵(気持ち)を、ポジティブな方角に変えてくれるパワーがあるなぁと感じます。もしかしたら、自分がすっかり歳をとってしまったから、余計にそう思えるのかもしれませんが、きっと西多賀幼稚園の教職員はみんな、どこかで同じような思いをしているはずです。
2023年はどんな年になるでしょうか。来年も“みんなえがお”でいましょうね。来年も紙媒体の園長つうしん・HPの園長つうしん、どちらも細々と続けますので、よろしければまたお付き合いください。少々フライングになりますが、皆様どうぞ良いお年を。We wish you a merry Christmas and a happy new year!
園長 町田 巳菜
12/16配布の園長つうしん「みんなえがお」より